はじめに|「プロテインは1回30gまで」はウソ?ホント?

「1食で吸収されるプロテインは30gまでだから、それ以上はムダ」
──そんな話、聞いたことありませんか?
でも、もしあなたがGACKT式のように1日1食で生活していたら?
1食で必要なたんぱく質を一気に摂らないと、明らかに足りませんよね。
この記事では、よくある「30g説」の誤解を解きながら、
● 吸収と筋肉合成の違い
● 1日1食でもプロテイン50g摂っていい理由
● 実際にどう摂れば無駄にならないか
をわかりやすく解説します。
プロテイン30g説の真相とは?

まず結論:30g「しか」吸収されない、は誤解!
たんぱく質(プロテイン)の「吸収」には上限がありません。
腸で分解されたアミノ酸は、体に必要な分だけ、時間をかけて吸収されます。
つまり、仮に一度に50g摂ったとしても、体が分解・吸収し、
● 肝臓、免疫系、酵素、ホルモンの材料
● 糖新生によるエネルギー源
● 代謝経路
として使われていきます。
❌ ×「吸収されない」
✅ ○「筋肉合成に使われるのは30g前後が目安」
「筋肉に使われる量が30g前後」という研究
たんぱく質が筋肉に使われる(=筋合成=MPS)の刺激量には上限があります。
- 多くの研究で「20〜40g程度のプロテイン摂取が最適」というデータあり
- それ以上摂っても、筋合成の“スイッチ”はさらに大きくはならない
しかしそれは「筋肉への刺激」に限った話で、他の用途にはちゃんと使われます。
1日1食(GACKT式)だとどうすべき?

1日1食=1回で全栄養を摂る必要がある
GACKTさんは約25年以上、1日1食の生活を続けています。
朝・昼は白湯やサプリメントのみ、夜に鍋+肉+野菜というスタイル。
このような生活では、たんぱく質も1回でまとめて摂る必要があります。
体重別のたんぱく質必要量の目安
状態 | たんぱく質必要量(体重×g) |
---|---|
健康維持 | 体重 × 1.2〜1.5g |
減量・代謝維持 | 体重 × 1.6〜2.0g |
筋肉増量・トレーニング中 | 体重 × 2.0〜2.2g |
例:体重95kgの場合
→ 約150〜190g/日必要
これを1日1食で摂るなら、1食で50g以上が“普通”です。
じゃあ実際、どう摂れば無駄なく活用できる?

摂りすぎはOK?→「余剰分」はこう使われる
一度に大量のプロテインを摂っても、
・筋肉合成に使われるのは30g前後
・それ以上は代謝酵素、内臓修復、糖新生などに使われる
・過剰分は最終的に尿として排出
つまり「無駄になる」のではなく、“他で使われる”のです。
1日1食で効率よく摂るコツ
タイミング | 内容 | 摂取量の目安 |
---|---|---|
食事直後 | 鶏むね肉+豆腐+卵など | 約30〜40g |
食後〜30分後 | ホエイプロテイン or ソイ | 20〜30g |
寝る前(必要に応じて) | カゼイン or サプリ型アミノ酸 | 10〜20g(任意) |
✅ ポイント:固形+プロテインドリンクの組み合わせが効率的!
実際のメニュー例(GACKT式っぽく)

- 鍋:きのこ+豆腐+鶏むね肉100〜150g
- 卵2個(ゆで卵 or 卵スープ)
- MCTオイル(脂質補給)
- 食後にホエイプロテイン30g(無添加タイプ)
👉 これでたんぱく質 約60g以上+必要な脂質・ビタミンも補給可能
まとめ|プロテインは30g以上摂っても大丈夫!

✅ この記事のまとめ
- プロテインは30g以上も吸収されます(誤解に注意)
- 「筋肉に使われる量」だけが30g前後という話
- 1日1食なら、50g以上はむしろ必要
- 余剰たんぱく質も内臓修復や酵素合成に有効活用される
- 固形食+プロテインを組み合わせれば効率的!
「摂りすぎると無駄」ではなく、
“足りない方が圧倒的にリスク”です。
あなたも今日から、たんぱく質の「質」と「量」を見直して、
GACKT式でも無理なく健康的な体をつくっていきましょう!